「赤ワイン」と「白ワイン」と「ロゼ」の違い、あなたは説明できますか?
どれもワインの種類ですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「赤ワイン」と「白ワイン」と「ロゼ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
赤ワインの定義
「赤ワイン」を広辞苑で調べると、
濃色種の葡萄を果皮ごと潰して発酵させた赤色のワイン。赤葡萄酒。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「赤ワイン」は黒色や赤紫色などの濃い色の葡萄を丸ごと潰して発酵させた赤色の葡萄酒であることが分かりました。
しかしこれらの葡萄の皮を剥いた中身は黄緑色であり、果汁も黄緑がかっています。「赤ワイン」の色は葡萄の果皮に含まれるアントシアニン色素のためなのです。

白ワインの定義
「白ワイン」を広辞苑で調べると、
透明に近い淡黄色のワイン。主に緑色葡萄を原料とし、圧搾して果皮および種子を除いた果汁を発酵させてつくる。白葡萄酒。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「白ワイン」は黄緑色の葡萄を圧搾し、皮と種を取り除いた果汁を発酵させて作る葡萄酒であることが分かりました。
「白ワイン」は製造過程で皮や種を取り除き、果汁のみを使用することから、「赤ワイン」と比べて渋味が少ないことが特徴です。

ロゼの定義
「ロゼ」を広辞苑で調べると、
(淡紅色の意)淡紅色のワイン。赤ワインの発酵の途中、淡紅色に色づいたところで果皮を除くなど、いくつかの製法がある。ロゼワイン。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ロゼ」は赤ワインの発酵途中に皮を取り除くなどをした葡萄酒であることが分かりました。
「ロゼ」はピンク色をしたとてもきれいな色のワインで、4つの製造方法があります。
1つ目は、赤ワインの製造過程で皮と種を取り除く“セニエ法”、2つ目は葡萄を圧搾して出た果汁を発酵させて作る“直接圧搾法”、3つ目は白ワインに赤ワインを少し混ぜる“ブレンド法”、4つ目は黒葡萄と白葡萄を混ぜてセニエ法で作る“ロートリング”です。

つまり「赤ワイン」と「白ワイン」と「ロゼ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 赤ワインは「黒色や赤紫色の葡萄を丸ごと圧搾して発酵させて作る葡萄酒」
- 白ワインは「黄緑色の葡萄の皮と種を取り除いた果汁を発酵させて作る葡萄酒」
- ロゼは「ピンク色をした葡萄酒で、4つの製法がある」
となり、「赤ワイン」と「白ワイン」と「ロゼ」は同じ葡萄酒であっても使われる葡萄の種類や製法に違いがあることが分かりました。
ウイスキーとブランデーの違いはこちらでまとめています。
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