「代休」と「振替休日」の違い、あなたは説明できますか？
どちらも本来の休日のかわりに休みを取ることですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「代休」と「振替休日」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
代休の定義
「代休」を広辞苑で調べると、
休日に出勤した代りとしてとる休暇。代日休暇。
広辞苑 第七版 より [発行所：株式会社岩波書店]
とのことで、「代休」は本来休日となるはずの日に出勤した場合に、代わりに別の日に取得する休暇であることが分かりました。
「代休」は基本的に休日の勤務を「休日労働」として設定します。
休日労働が行われた場合に、その代償として以後の特定の労働日を休みとする制度なので、前もって休日を振り替えたことにはなりません。
そのため、雇用側は休日の勤務に対して「休日出勤手当」を支払う必要があります。
振替休日の定義
広辞苑には「振替え休日」で掲載がありました。
休日に出勤・登校した代りに他の日を休日とすること。また、その日。
広辞苑 第七版 より [発行所：株式会社岩波書店]
とのことで、「振替休日」は本来休日となるはずの日に出勤した場合に、別の日を休日と設定することです。
例えば日曜日が休みで月曜日は働いている人が、来週は日曜日に仕事をしないといけないから月曜日を代わりに休日にしようとする場合、振替休日となります。
このとき、本来働く曜日を一時的に入れ替えただけなので、雇用側は日曜日の仕事に対して「休日労働手当」を支払う必要はありません。
勤務先の規定にもよりますが、振替休日を適用できる期間には制限が設けられていることがあります。
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つまり「代休」と「振替休日」の違いは？
つまりそれぞれの違いは
- 代休は「休日労働に対して与えられる休暇であり、休日労働手当が必要」
- 振替休日は「休日を入れ替えただけなので休日労働手当は不要」
となり、「代休」は休日の勤務が休日労働としてカウントされるのに対し、「振替休日」は休日労働としてカウントしないことが分かりました。
「週休二日制と完全週休二日制の違い」についてもまとめています。
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