霰(あられ)と雹(ひょう)の違い、あなたは説明できますか?
突然氷の塊が降ってきたとき、霰(あられ)なのか雹(ひょう)なのか考えてしまう人は多いかもしれません。
このページを読めば「霰(あられ)」と「雹(ひょう)」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
霰(あられ)の定義
雪の結晶に過冷却状態の水滴が付着して、白色不透明の氷の小塊になって地上に降るもの。直径五ミリメートル未満のものをいう。
広辞苑 第七版 101Pより [発行所:株式会社岩波書店]
霰(あられ)は5mm未満の小さな氷の粒を指すことが分かりました。
また、冬の季語でもある霰は、冬の初めに降ることが多いです。
雹(ひょう)の定義
積乱雲から降ってくる氷塊。直径五ミリメートル以上のものをいい、主として雷雨に伴って降る。夏期に多く、畑作物や家畜に害を与える。
広辞苑 第七版 2492Pより [発行所:株式会社岩波書店]
雹は霰よりも大きな5mm以上の氷の塊を指し、積乱雲の発生が多い初夏に多く降ることが分かりました。
雹が沢山降ると「雹害」と言われる車やガラスの破損、農作物への被害などをもたらします。
つまり「霰(あられ)」と「雹(ひょう)」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 霰(あられ)は「初冬に降ることの多い直径5mm未満の氷の塊」
- 雹(ひょう)は「初夏に降ることの多い直径5mm以上の氷の塊」
となり、大きさで区別されていることが分かりました。
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