「軟水」と「硬水」の違い、あなたは理解していますか?
ダイエットには「硬水」が良いなどと耳にしますが、水が軟らかい・硬いなんてよく分からないですよね。
このページを読めば「軟水」と「硬水」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
軟水の定義
カルシウム‐イオン・マグネシウム‐イオンをほとんど含まない水。水1リットル中のこれらの量を炭酸カルシウムに換算して、多くは100ミリグラムまたは200ミリグラム未満の水をいうが、WHOは120ミリグラム未満をいう。洗濯・染色・ボイラー用水などに適する。↔硬水
広辞苑 第七版 2200Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、カルシウムとマグネシウムの少ない水を「軟水」と言うことが分かりました。
日本のほとんどの水道水は軟水ですが、軟水は「まろやかで飲みやすい」と感じる人が多いようです。
また、軟水は石鹸の泡立ちを良くするため洗濯に適しており、髪もごわつかないため洗髪にも向いています。
硬水の定義
カルシウム‐イオン・マグネシウム‐イオンを多く含む水。水1リットル中のこれらの量を炭酸カルシウムに換算して、多くは300ミリグラムまたは200ミリグラム以上の水をいうが、WHOでは120ミリグラム以上をいう。洗濯に適さない。↔軟水
広辞苑 第七版 988Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、カルシウムとマグネシウムの多い水を「硬水」と言うことが分かりました。
硬水は人によっては「癖があって飲みにくい」と感じますが、ミネラルが豊富のため便秘解消など、美容目的で飲まれることが多いです。
しかし硬水は石鹸の泡立ちが悪く、髪もごわつくため、洗濯やシャワーでの利用には適しません。
また、硬水が肌に合わず肌荒れの原因になる場合もあります。
つまり「軟水」と「硬水」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 軟水は「ミネラルが少ないが、飲みやすく、洗濯・洗髪など使い勝手が良い」
- 硬水は「ミネラルが多く、美容目的で飲まれることが多いが洗濯やシャワーなどには不向き」
となります。
日本のほとんどの水道水は軟水のため、あえて硬水のミネラルウォーターを購入しない限り口にする機会は滅多にありませんが、ヨーロッパなどの硬水の地域を訪れた際には、髪のキシキシなどに悩まされるかもしれません。
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