「池」と「沼」と「沢」の違い、あなたは理解していますか?
「池」と「沼」と「沢」はどれも水のたまった小さい地を表すイメージがありますが明確な違いを答えられる人は多くないかもしれません。

このページを読めば「池」と「沼」と「沢」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
池の定義
地を掘って人工的に水をためた所。自然の土地のくぼみに水のたまった所。
広辞苑 第七版 145Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、自然に出来たものも人工的に作ったものも含めて「地の窪みに水が溜まったところ」を池と言うことが分かりました。
更に詳しくWikipedia等でリサーチしたところ、「池の水は淡水で、水深が5m以下と浅く、明確な広さの定義は無いものの、湖より小さいもの」を池と呼ぶことが分かりました。
また、池には完全に水草などの植物が水中にある”沈水植物”がいないことも特徴です。
池は日本庭園やヨーロッパ庭園でも知られるように、庭に人工池を設けたり、公園内にあることもあります。

沼の定義
湖の小さくて浅いもの。ふつう、水深5メートル以下で、泥土が多く、フサモ・クロモなどの沈水植物が繁茂する。
広辞苑 第七版 2251Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで沼は池同様に、「水深5m以下の湖より浅いところ」を指すことが分かりました。
また、沼は水に溶けた泥が多く、沈水植物がいるのが特徴で、水は淡水の場合と塩水の場合があるようです。

沢の定義
低くて水がたまり、蘆あし・荻おぎなどの茂った地。水草の交じり生えた地。
広辞苑 第七版 1204Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、沢は池や沼よりも浅く、幅、長さ、深さともに短い川のような場所を指します。
さらにWikipedia等でリサーチしたところ、沢は山間部に多く、川の支流にあたることが多いようです。
また、短すぎる川や細すぎる川を「沢」と呼びます。

つまりの「池」と「沼」と「沢」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 池は「水深が5m以下の湖より小さいもので、淡水で沈水植物がいないところ」
- 沼は「水深が5m以下の湖より小さいもので、泥土が多く、沈水植物がいるところ」
- 沢は「植物の生えた細くて浅い、短い川」
となります。
水の中が透けるくらいのところを「池」、泥っぽく水の中が透けないところを「沼」、細くて浅い短い川を「沢」と覚えると区別がつきそうです。
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