「偏光」と「調光」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも光の量を調節することを意味していますが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「偏光」と「調光」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
偏光の定義
「偏光」を広辞苑で調べると、
振動方向が限定されている光波。一定の方向にだけ振動する場合を直線偏光(平面偏光)、振動が楕円振動・円振動などである場合をそれぞれ楕円偏光・円偏光などという。電磁波一般についてもいう。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「偏光」は一定の方向にだけ振動する光波を意味することが分かりました。
「偏光レンズ」というものがありますが、これはレンズに当たる光の乱反射をカットして眩しさを軽減する役割を持つレンズのことを言います。
例えば釣りをする際など、偏光レンズは水面がキラキラ光って眩しく感じるのを抑えるので視界がよりクリアになります。
「偏光レンズ」のメガネをかけるとスマホなどの液晶が見えにくくなるというデメリットがあります。


調光の定義
「調光」を広辞苑で調べると、
照明の明るさを調節すること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「調光」は照明の明るさを調節することを意味することが分かりました。
「調光レンズ」というものがありますが、これは紫外線の量によってレンズの色が変わるレンズのことを言います。
例えば屋内から外へ出るときも、「調光レンズ」が勝手に調節してくれるので、わざわざメガネをかけ直す必要がありません。
しかし、透明な窓ガラスにUVカットの加工がしてあった場合、紫外線の量が変化しない場合があり、眩しく感じることがあります。


つまり「偏光」と「調光」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 偏光は「一定方向の光以外をカットして光の量を調節することで、偏光レンズは眩しさを軽減してくれる役割を持つ」
- 調光は「光の量を調節することで、調光レンズは紫外線の量に応じてレンズの色を変えて眩しさを軽減する役割を持つ」
となり、「偏光」は一定方向の光以外をカットして光の量を調節することであるのに対し、「調光」は光の量を調節することであることが分かりました。
カーテンの一級遮光と完全遮光の違いはこちらでまとめています。
コメント