「夕立」と「ゲリラ豪雨」と「集中豪雨」の違い、あなたは説明できますか?
どれも突然降りだす激しい雨を指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「夕立」と「ゲリラ豪雨」と「集中豪雨」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
夕立の定義
「夕立」を広辞苑で調べると、
夏の昼すぎから夕方にかけて、急に曇って激しく降る大粒の雨。発達した積乱雲によって起こり、雷を伴いやすい。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「夕立」は夏に昼過ぎから夕方にかけて急に天気が悪くなり、激しく降る雨であることがわかりました。
気象庁では夏期のみに用いる言葉です。
ゲリラ豪雨の定義
「ゲリラ豪雨」を広辞苑で調べると、
局地的・短時間に降る突発的な豪雨。局地的大雨。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ゲリラ豪雨」は短時間に突発的に降る局地的な大雨を指すことがわかりました。
気象庁の定義によると、数十分の短時間に狭い範囲に数十mm程度の雨量をもたらす雨、とされています。
なお、ゲリラ豪雨という言葉自体は気象庁では使用しておらず、マスメディアが使い始めて一般に浸透した言葉だと言われています。
集中豪雨の定義
「集中豪雨」を広辞苑で調べると、
局地性の豪雨。積乱雲が狭い地域で次々と発生・発達を繰り返すと起こる。梅雨前線・秋雨前線・台風などが近づいたり通過したりすると起こりやすい。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「集中豪雨」は前線や台風などの影響で局地的に降る豪雨であることがわかりました。
気象庁の定義では、同じような場所で数時間にわたり強く降り、100mmから数百mmの雨量をもたらす雨とされています。
つまり「夕立」と「ゲリラ豪雨」と「集中豪雨」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 夕立は「夏の昼から夕方にかけて天気が急変し、激しく降る雨」
- ゲリラ豪雨は「数十分の短時間に狭い範囲に数十mm程度の雨量をもたらす雨」
- 集中豪雨は「同じような場所で長時間強く降り、100mmから数百mmの雨量をもたらす雨」
となり、どれも激しい雨を指していますが、それぞれ使用する場面や雨の量が異なることが分かりました。
そのほか、自然現象に関する記事をまとめていますので宜しければご閲覧ください。
コメント