「買いだめ」と「買い占め」と「まとめ買い」の違い、あなたは説明できますか?
いずれもたくさんの品物をまとめて大量に買うことですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「買いだめ」と「買い占め」と「まとめ買い」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
買いだめの定義
「買いだめ」を広辞苑で調べると、
物資が不足しあるいは物価が騰貴するのを見越して、必要以上に多くの物資を買って貯えること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「買いだめ」は通常のストック分よりも多めに品物を買ってためておく状態であることが分かりました。
買いだめは社会情勢が不安定になったときに起こりやすい現象です。
何らかのデマが拡散し、必要なものが不足するのではないかという不安が広まると、買いだめにつながります。
買い占めの定義
「買い占め」を広辞苑で調べると、「買い占める」で掲載がありました。
独占的に買い集める。相場の騰貴をはかって、商品・株式などを買い集める。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「買い占め」は物の相場を高騰させる目的で独占的に買い集めることである、ということがわかりました。
近年、販売される数に限りがある商品の転売が問題となっていますが、これは転売を行う人が商品を独占購入し、商品を求める人に対して相場よりも高い価格で販売することにより、差額から利益を得ている状態です。
まとめ買いの定義
「まとめ買い」は広辞苑に掲載がありませんが、言葉を分解すると「まとめる+買う」となります。
つまり、「まとめ買い」は一気に大量のものを購入することを意味します。
例えば大量のジュースを仕入れたいとき、少しずつ買っていては時間も手間もかかってしまうため、段ボールなどで箱買いすることがあります。
このような場合を「まとめ買い」といいます。
まとめて大量に買う方が、1個あたりの価格が安くなることもあります。
つまり「買いだめ」と「買い占め」と「まとめ買い」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 買いだめは「不足が心配でいつもより多めに買っておくこと」
- 買い占めは「利益を得るために独占的に買い集めること」
- まとめ買いは「たくさん必要なので一気に買うこと」
となり、いずれも大量に購入することを指しますが、それぞれ購入する目的や背景が異なることが分かりました。
発送と配送と配達の違いについてもまとめています
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