「摂氏(℃)」と「華氏(℉)」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも温度を表す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「摂氏(℃)」と「華氏(℉)」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
摂氏(℃)の定義
「摂氏(℃)」すなわち「セ氏」を広辞苑で調べると、
セ氏温度の略。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで「セ氏温度」を調べたところ、
温度目盛の一つ。1742年セルシウスが定めた。水の氷点を0度、沸点を100度とし、その間を100等分した。現在は、絶対温度から定義する。セルシウス温度。記号°C
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「摂氏(℃)」は水の氷点である0度と沸点である100度の間を100等分した温度の目盛りであることが分かりました。
「摂氏(℃)」は日本で一般的に使用される温度表記であり、水の温度以外に体温や気温に対しても同様の基準で温度を表します。
華氏(℉)の定義
「華氏(℉)」すなわち「カ氏温度」を広辞苑で調べると、
1724年、ドイツのファーレンハイトが定めた温度目盛。アメリカで普通に用いる。氷点を32度、沸点を212度とする。カ氏温度Fはセ氏温度Cと F=(9/5)C+32 の関係がある。記号°F
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのとのことで、「華氏(℉)」はアメリカで一般的に使用される、氷点を32°F、沸点を212°Fを基準に表す温度表記ということがわかりました。
アメリカなどに行ったことがある人は、温度表記に驚いた経験がある人も多いのではないでしょうか。
例えば気温が華氏で「35°F」だと一見すごく暑い気温のように見えますが、35°Fは摂氏で表すと1℃なので、実はとても寒い気温となります。
「華氏(℉)」はF=(9/5)C+32の数式に当てはめて計算することができます。
つまり「摂氏(℃)」と「華氏(℉)」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 摂氏(℃)は「氷点0度、沸点100度を基準にした温度表記」
- 華氏(℉)は「氷点32度、沸点212度を基準にした温度表記」
となり、「摂氏(℃)」は日本で一般的に使用されるの温度表記であるに対し、「華氏(℉)」はアメリカなどで一般的に使用される温度表記であることが分かりました。
冬日と真冬日の違いはこちらでまとめています。
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