「関東風いなり寿司」と「関西風いなり寿司」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも油揚げの甘さと酢飯のほどよい酸味がたまらない料理ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めばの「関東風いなり寿司」と「関西風いなり寿司」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
関東風いなり寿司の定義
「関東のいなり寿司」については広辞苑に掲載されていないため「いなりずし」で調べると、
甘煮の油揚げの中に、すし飯をつめた料理。すし飯に牛蒡(ゴボウ)・人参などを刻んで煮たものや炒った麻の実をまぜたものもある。しのだずし。きつねずし。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「いなりずし」は甘く煮た油揚げの中に酢飯を詰めた料理であることが分かりました。
「関東風のいなり寿司」のは長方形に切った油揚げに酢飯を詰めるので俵型をしています。
また、濃口醤油を使って煮るので色が濃いのが特徴です。
関西風いなり寿司の定義
「関西のいなり寿司」については広辞苑に掲載されていないためWikipediaや実際のレシピ等を調べると、「関西のいなり寿司」は「関東」と比べて色が薄く、三角形をしていることが分かりました。
「関西」では三角形に切った油揚げを使いますが、煮詰める際に薄口醤油を使用しているため色が薄くなっています。
また、中身の酢飯には甘辛く煮た椎茸やにんじん、ごぼうなどが混ざっており、具だくさんの五目いなりになっています。
つまりいなり寿司の「関東」と「関西」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 関東のいなり寿司は「甘く煮た油揚げの中に酢飯を詰めた俵型の料理。濃口醤油を使用しているため色が濃いめ」
- 関西のいなり寿司は「甘く煮た油揚げの中に具だくさんの五目寿司を詰めた三角形の料理。薄口醤油を使用しているため色が薄め」
となり、「関東のいなり寿司」と「関西のいなり寿司」は形も違えば、油揚げの味つけ、中身の具材にも違いがあることが分かりました。
そのほか関東風・関西風の違いをいくつかまとめています。
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