高い餅と安い餅の違い、あなたは説明できますか?
スーパーなどで手に入る「切り餅」ですが、どれも見た目は同じ切り餅なのに価格に差があります。
この価格の差は何なのでしょうか。
このページを読めば「高い餅」と「安い餅」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
高い餅の定義
さすがに高い餅については広辞苑に掲載が無いため、 まずは「餅」を広辞苑で調べると
(モチヒの約)糯米もちごめを蒸し、臼で搗ついて種々の形に作った食物。多く正月・節句や祝事に搗く。
広辞苑 第七版 2908Pより [発行所:株式会社岩波書店]
続いて「切餅」についても調べてみると
食べよく四角に切った餅。
広辞苑 第七版 791Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、切餅は見た目の通り、四角く切っていることに由来することが分かりました。
続いて、一般にスーパーなどでも販売されているお高めの切餅のパッケージを見てみると、共通しているのは原産国が日本であり、特にその中でも値が張るものは「新潟県産」や「滋賀県産」などと具体的な産地を明記していることが分かりました。
また、もち米100%で添加物などの余計なものが一切入っていないのも特徴です。
お餅屋さんで作る手作りのお餅が高いことは当然でも、機械で作った市販品のパックの切餅も原材料に良いものを使用しているため、当然ながら価格が高くなることが分かりました。
安い餅の定義
安い餅については広辞苑に掲載がないため、一般にスーパーなどでも販売されている低価格の切餅のパッケージを見てみると、添加物であるpH調整剤が使用されていたり、原産国がタイなどの外国産であったり、ついにはもち米ではなく「もち米粉」が使用されている場合などが見受けられました。
特にもち米粉が使用されているものはかなり安く販売されていますが、もち米粉は海外から輸入されており、もち米を蒸して作る餅と、もち米粉を蒸して作る餅とでは食感も異なり、あまり美味しいとは言えません。
つまり「高い餅」と「安い餅」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 高い餅は「国産もち米100%で余計なものが入っておらず、特に良いものは産地や品種が明記されている」
- 安い餅は「外国産のもち米粉や添加物などが使用されている」
となり、見た目では同じパックの切餅でも使用されている原料は値段相応であることが分かりました。
そのため、好みにはよるものの美味しいお餅を食べたいのであれば極端に安いものは避け、原材料を確認することが重要です。
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