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説明できる?野菜と果物の違い。定義は?広辞苑より。

食べ物

野菜と果物の違い、あなたは説明できますか?

土から採れるものが野菜で木になるものが果物とされる説がありますが、実のところ野菜と果物の明確な違いは何なのでしょうか。

このページを読めば「野菜」と「果物」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

野菜の定義

「野菜」を広辞苑で調べると、

生食または調理して、主に副食用とする植物の総称。食べる部位により、葉菜あるいは葉茎菜・果菜・根菜・花菜に大別。芋類・豆類はふつう含めない。青物あおもの。蔬菜そさい

広辞苑 第七版 2946Pより [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、野菜は芋や豆を除いた葉や根などが食べられる食材を指します。

また、農林水産省の野菜生産出荷統計の調査対象品目によると、「根菜類」に分類される大根や人参、「葉茎菜類」に分類されるキャベツや白菜、「果菜類」に分類されるトマトやキュウリのほか、「香辛野菜」には生姜が、「果実的野菜」にはいちご、メロン、すいかが分類されていることが分かりました。

確かに、日常において果物と認識のある「いちご、メロン、すいか」ですが樹木にはならないため植物としては野菜に分類されます。
しかし「いちご、メロン、すいか」などはスーパーでも果物コーナーにある通り、野菜ではあるが甘くて果汁が多く果物のようであるため「果実的野菜」に分類されていることが分かりました。

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果物の定義

「果物」を広辞苑で調べると、

草木の果実で、汁が多く甘みがあり、食用となるもの。

広辞苑 第七版 836Pより [発行所:株式会社岩波書店]

さらに詳しく「農林水産省」のサイトを見てみると、

農林水産省では、園芸作物の生産振興を効果的に推進するため、概ね2年以上栽培する草本植物及び木本植物であって、果実を食用とするものを「果樹」として取り扱っています。

従って、一般的にはくだものとは呼ばれていないと思われる栗や梅などを果樹としている一方で、くだものと呼ばれることのあるメロンやイチゴ、スイカ(いずれも一年生草本植物)などは野菜として取り扱っています。

農林水産省  果樹とは

とのことで、果物は2年以上栽培するバナナなどの「草本植物」や、りんごなどの「木本植物」などが果物に分類されることが分かりました。

また、分類上では栗なども果物になりますが、一年生草本植物であるイチゴやメロンは果物ではなく野菜になることが分かりました。

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つまり「野菜」と「果物」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • 野菜は「一年生や多年生の食用の植物で、イチゴ・メロン・すいかなども野菜となる」
  • 果物は「2年以上栽培する草本植物と木本植物であり、一年生のイチゴ・メロン・すいかは対象外」

となり、栽培方法など植物としては野菜と果物の明確な判断基準があることが分かりました。

しかし、実際に市場に並ぶ際には「果物的野菜」に分類されたものは果物として販売されるなど、場合によって変化することが分かりました。

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