「パスタ」と「スパゲッティ」の違い、あなたは説明できますか?
昔はスパゲッティと言ったのに、最近は「パスタ」呼びが主流になったと感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、パスタ=スパゲッティではなかったのです。
このページを読めば「パスタ」と「スパゲッティ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
パスタの定義
イタリア料理に使う、小麦粉を水や卵で練った食品の総称。スパゲッティ・マカロニ・ペンネなど。また、その料理。
広辞苑 第七版 2345Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、パスタとはスパゲッティやマカロニ、ラビオリなどの総称であることが分かりました。
パスタには500種類以上があると言われていますが、大きく分けると、スパゲッティに代表されるロングパスタと、マカロニに代表されるショートパスタに別れます。
また、ロングパスタの中でも直径1.9mm程のスパゲッティ、冷製パスタ等に使用される細麺のカッペリーニ、はたまた平麺のフィットチーネなどなど、ロングパスタと言っても太さや形状により細かに名称が別れており、濃厚なソースには太麺、軽いソースには細麺、クリームソースには平麺などのように使い分けられています。
リボン形や貝の形をしたものなど、家庭ではなかなか冒険しずらいですが、ソースごとに使用するパスタを変えることで飽きずに楽しむことが出来ます。
スパゲッティの定義
代表的なパスタ。細長い棒状の麺めん。
広辞苑 第七版 1577Pより [発行所:株式会社岩波書店]
さらに「パスタ」を広辞苑で調べると、下記の図が掲載されていました。
パスタ=スパゲッティのように認識している人も多くいますが、スパゲッティは数あるパスタの中の1種類であることが分かりました。
スパゲッティは断面が円形で紐のように細く長いパスタであり、直径は1.9mm程度とされています。
しかし日本では太さに関わらず、断面が円形の細長いパスタのことを統一して「スパゲッティ」と呼ぶことが多くあります。
そのため、商品に直径の記載はあるものの、統一して「スパゲッティ」と記載のある商品が多く存在します。
つまり「パスタ」と「スパゲッティ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- パスタは「スパゲッティやマカロニなどの総称で500種類以上ある」
- スパゲッティは「直径1.9mm程で、断面が円形の細長いパスタ」
とのことで、スパゲッティはパスタの1種に過ぎず、また太さにも規定があることが分かりました。
日本では太さに関わらず細長いパスタは「スパゲッティ」と表記されていることが多いため、好みの太さがある人は直径の表記を確認することが望ましいです。
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