「バター」と「マーガリン」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもお菓子作りなどに使われるクリーム状の油ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「バター」と「マーガリン」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
バターの定義
「バター」を広辞苑で調べると、
乳製品の一つ。牛乳などのクリームを攪拌して作る。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
脂肪とビタミンA・Dに富む。パンにつけて食べるほか、料理・製菓にも用いる。発酵乳が原料のファーメント‐バターもある。乳酪にゅうらく。牛酪ぎゅうらく。
とのことで、「バター」は牛乳から作られた乳製品のひとつであることが分かりました。
コクがあり、トーストやホットケーキなどに添えるのはもちろんのこと、調理やお菓子作りなどでもよく使われます。
原料である牛乳は白色をしていますが、製造の過程で乳脂肪に含まれるカロテンの色が現れ、淡いクリーム色になります。
青草を食べた牛の乳から作られたものは黄色っぽく、干し草を食べた牛の乳から作られたものは白っぽくなります。
マーガリンの定義
「マーガリン」を広辞苑で調べると、
精製した動植物性油脂に水などを加えて乳化し、練り合わせてバター状にした食品。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
1869年にフランスでバターの代用品として開発された。人造バター。
とのことで、「マーガリン」は油脂を乳化させて作られた加工食品であることが分かりました。
バターの代用品として生まれた食品で、バターよりも安価に入手できて同じ使い方ができるという魅力があります。
マーガリンに使われる油脂は大豆油やコーン油、菜種油など様々で、それぞれ風味が違います。
日本農林規格によって規格が定められており、油脂含有率が80%以上のものを「マーガリン」と呼び、80%未満のものは「ファットスプレッド」と呼んで区別しています。
つまり「バター」と「マーガリン」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- バターは「牛乳から作られた乳製品のひとつ」
- マーガリンは「植物性油脂から作られた加工食品」
となり、「バター」は原料が牛乳であるのに対し、「マーガリン」は植物性の油脂であることが分かりました。
きび砂糖と三温糖とてんさい糖の違いはこちらでまとめています。
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