子供から大人まで、みんな大好きな「からあげ」。
北海道に住んでいる私からすると「ザンギ」のほうが馴染み深かったり、人によっては「竜田揚げ」と呼んでいたりもします。
「からあげ」「竜田揚げ」「ザンギ」には何か違いがあるのか、気になったので早速調べてみました。
このページを読めば「からあげ」と「竜田揚げ」と「ザンギ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
からあげ(空揚げ)の定義
(「唐揚げ」とも書く)小魚・鶏肉などを、衣をつけずに、あるいは小麦粉・片栗粉などを軽くまぶして油で揚げること。また、その揚げたもの。
広辞苑 第七版 619Pより [発行所:株式会社岩波書店]
「からあげ」もしくは「唐揚げ」という表記はよく見ますが、「空揚げ」も正解なんですね。初めて知りました。
また広辞苑には「小麦粉・片栗粉などを軽くまぶして」とありますが、からあげは一般的には小麦粉をまぶすことが多いようです。
たつたあげ(竜田揚)の定義
(揚がった色が赤いので紅葉の名所竜田川に因む)魚・肉などを醤油と味醂(みりん)に漬け、片栗粉などをまぶして油で揚げた料理。
広辞苑 第七版 1809Pより [発行所:株式会社岩波書店]
「片栗粉などをまぶして」という表記の通り、竜田揚げは片栗粉をまぶして作ったものを指すことが多いです。
個人的にはからあげに比べて衣がバリバリっと逆立っている印象が強いです。
ざんぎの定義
(普通、ザンギと書く)(北海道で)鶏肉などの、下味をつけた空揚げ。
広辞苑 第七版 1211Pより [発行所:株式会社岩波書店]
「下味をつけた空揚げ」と表記されているように、ザンギも唐揚げの一種だということがわかります。
つまりからあげと竜田揚げとザンギの違いは?
つまりそれぞれの違いは
- からあげは「小麦粉をまぶしたて揚げたもの」
- 竜田揚げは「片栗粉をまぶして揚げたもの」
- ザンギは「下味をしっかりつけた唐揚げ(北海道での表記)」
となります。
広辞苑によるとからあげは片栗粉をまぶして揚げたものも含むようなので、「竜田揚げ」も「ザンギ」も「からあげ」と呼んで間違いではないことがわかりました。
またザンギは明確な定義はなく、「下味をつけたもの = 味が濃いもの」を北海道でザンギと呼ぶのが有力なようです。
個人的にはショウガの味がしっかりと効いたザンギが大好きです。
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