「角砂糖」と「氷砂糖」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも四角い砂糖のようですが、コーヒー等に入れる角砂糖と梅酒等でお馴染みの氷砂糖はどう違うのでしょうか。
このページを読めば「角砂糖」と「氷砂糖」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
角砂糖の定義
小型立方形に固めた砂糖。
広辞苑 第七版 519Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、角砂糖には白いものと茶色いもの、形もハート形や直方体のものなどがありますが、昔からある角砂糖は白い小さな立方体のものが最も一般的です。
明確な大きさや重さの規定はないものの、角砂糖に使用される砂糖はおよそティースプーン一杯分で、3~4gです。
角砂糖に使用される砂糖は主にグラニュー糖ですが、グラニュー糖はさらさらとしていて溶けやすく、癖が無いのでコーヒーや紅茶などの風味を邪魔せずに甘くしてくれます。
また、ホットコーヒーに添えられる砂糖と言えば角砂糖かスティックシュガーですが、これらはどちらもグラニュー糖です。
氷砂糖の定義
純度の高い砂糖を溶かし、時間をかけて大粒に結晶させたもの。料理・果実酒などに用い、またそのまま食べる。
広辞苑 第七版 1017Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、氷砂糖は見た目が氷のようですが、実際には凍ってはいません。
氷砂糖の正体はスクロース(ショ糖)と言われる糖度が高く水に溶けやすい糖を大きな結晶にしたものとなります。
氷砂糖は普通の砂糖に比べて水に溶けるのがかなり遅いため、例えば梅酒を作る際はゆっくりと時間をかけて溶けることで梅の水分もゆっくりと出てくるため、実がシワシワにならずにキレイな状態を保つことが出来ます。
また、氷砂糖と言えば梅酒のイメージが強いですが、梅酒以外の果実酒やシロップのほか、煮物などの料理にも使用することが出来ます。
つまり「角砂糖」と「氷砂糖」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 角砂糖は「主にグラニュー糖を塊にしたもので、風味を邪魔せず溶けやすいためホットコーヒーや紅茶に入れる」
- 氷砂糖は「大きな糖の結晶で、水に溶けるのがとても遅いため、果実酒等に使用することで果実の見た目をキレイに保つことが出来る」
となり、どちらも四角いお砂糖ですが、作り方や性質、用途が全く異なることが分かりました。
かと言ってどちらも甘いお砂糖ですので、余った場合は煮物などの料理に活用することが可能です。
ガムシロップとスティックシュガーの違いや、上白糖とグラニュー糖の違いについてもまとめています。
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