普段食べている「つくね」と「つみれ」。
料理の用途としては「つくねは焼き鳥や肉団子」、「つみれは鍋やみそ汁」に使われるイメージが個人的には強いです。
ただ「つくね」と「つみれ」の違いが説明できるかと言われると…ちょっと難しいですよね。
このページを読めば「つくね」と「つみれ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
つくねの定義
①つくねること。てづくね。 ②「つくねあげ」「つくねやき」の略。
広辞苑 第七版 1943Pより [発行所:株式会社岩波書店]
②の意味「つくねあげ」や「つくねやき」をさらに索引してみると…
【つくねあげ】魚のすり身や鳥の挽肉などに鶏卵・片栗粉などをすりまぜ、丸めて油で揚げた料理。
広辞苑 第七版 1943Pより [発行所:株式会社岩波書店]
【つくねやき】魚のすり身や鳥の挽肉などに鶏卵・片栗粉などをすりまぜ、丸めて焼いた料理。
とされていました。
広辞苑には「丸めて」とありますが、料理によっては棒状にするものも含まれます。
つみれの定義
つみれ【摘入・抓入】
広辞苑 第七版 1964Pより [発行所:株式会社岩波書店]
(ツミイレの約)魚の擂すり身に卵・小麦粉・塩などを加えてすり合わせ、少しずつすくい取り、ゆでたもの。鍋の具や汁の実とする。
「つみれ」は「つみいれ(摘入または抓入)の略」であることから、「少しずつすくい取る」という意味があるようです。
また調理にも違いがありそうです。
つまり「つくね」と「つみれ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- つくねは「形を整えたすり身(丸や棒状)。主に焼いたり揚げたりする。」
- つみれは「摘み入れるような形状のすり身。主に鍋や汁の具とする。」
となります。
主原料に大きな違いはなく、主に「形状」と「調理方法」に違いがあることがわかりました。
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