「省みる」と「顧みる」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも同じ「かえりみる」という読み方の言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「省みる」と「顧みる」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
省みるの定義
「省みる」を広辞苑で調べると、
自分の過去の行いについてよく考える。反省する。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「省みる」は自身の過去の行いについて反省する様子を意味する言葉であることが分かりました。
「省みる」は「反省」の「省」の字が使われている通り、自分がしたことを思い返して反省したり、もう一度考え直してみることを意味しています。
「自分の過去を省みる」という場合は、自分の過去を思い出して悪かったことを反省している様子を表しています。

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顧みるの定義
「顧みる」を広辞苑で調べると、
背後をふりむいて見る。過去の事を思う。回想する。気にかける。心配する。なさけをかける。世話をする。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「顧みる」は過去を振り返ることなどを意味することが分かりました。
「顧みる」は「回顧」や「顧問」の「顧」の字が使われている通り、過去のことをただ思い返したり、相手を気に掛けることを意味しています。
「自分の過去を顧みる」という場合は、自分の過去を振り返って懐かしんでいる様子を表しています。

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つまり「省みる」と「顧みる」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 省みるは「自分のしたことを思い返して反省すること」
- 顧みるは「過去のことを思い返すこと、相手のことを気に掛け、世話をすること」
となり、「省みる」と「顧みる」は読み方は同じですが、意味合いに違いがあるため、文脈から判断して選ぶ必要があることが分かりました。
特徴と特長の違いはこちらでまとめています。
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