IT用語の「インライン」と「アウトライン」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもPCで作業する際に使用する用語ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「インライン」と「アウトライン」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
インラインの定義
「インライン」は広辞苑に記載がないためIT用語辞典等を調べたところ、「インライン」はその場に埋め込むという意味で用いられることが多い言葉であることが分かりました。
インラインはもともと「直列の、一列に並んだ」などの意味を持つ英単語です。
ITの分野では、広告やプログラムコードをWebページ内に直接埋め込む場合があり、インライン広告やインライン関数などと呼びます。
他にも文章中にURLを埋め込むハイパーリンクや、文字を装飾するコードを埋め込むなどインラインはIT分野で広く使われている手法です。

アウトラインの定義
「アウトライン」は広辞苑に記載がないためIT用語辞典等を調べたところ、「アウトライン」は一般的には輪郭や大筋といった意味を表す単語、ということがわかりました。
アウトラインは、「概要、概略、要点、輪郭、線画、外形」などの意味を持つ英単語です。
ITの分野では、本来の字義通り図形の輪郭を指す用法と、比喩的に概略や要点などを指す用法があります。
画像処理の分野では図形を囲む輪郭線のことをアウトラインと呼び、特にフォントやドローソフトなどで頻繁に使用される用語です。
例えば、ある形式で表されたフォントデータのことを「アウトラインフォント」と呼び、どれだけ拡大や縮小、変形を行なっても画質が低下しないという特徴があります。
計画立案や文書作成などでは、これから作る文書や文章、計画などの構想や素案、大要などを簡潔にまとめたものをアウトラインと呼びます。
例えば文章を構成する章や節、項などを階層的に箇条書きしたものなどがアウトラインに該当します。

つまり「インライン」と「アウトライン」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- インラインは「その場に埋め込むという意味で用いられることが多い」
- アウトラインは「一般的には輪郭や大筋といった意味を表す単語」
となり、「インライン」は広告やプログラムコードをWebページ内に直接埋め込むことで、「アウトライン」は図形の輪郭を指す用法と概略や要点などを指す用法がある、ということがわかりました。
ダウンロードとインストールの違いはこちらでまとめています。
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