「子分」と「舎弟」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもその人との関係を表す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「子分」と「舎弟」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
子分の定義
「子分」を広辞苑で調べると、
仮に子として取り扱うもの。親分に従属する部下。てした。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「子分」は仮に子として取り扱うものや親分に従属する部下を指すことがわかりました。
中世日本では寄親・寄子という制度があり、現在の里親・里子に近いもので、保護者もしくは奉公人としての主従関係がありました。
これは親子や上司、部下といった間柄であり、「仮に子として取り扱う」という意味の子分を指します。
一方、2つめの定義である「親分に従属する部下」にあたる子分は、博徒などやくざ世界で組織の長と親子分関係や兄弟分関係を結んだものを指します。
舎弟の定義
「舎弟」を広辞苑で調べると、
人に対して自分の弟をいう語。他人の弟にもいう。俗に、弟分。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「舎弟」人に対して自分の弟分をいう言葉、ということがわかりました。
舎弟には2つの意味があります。
1つ目は血のつながった兄弟として、自分の弟を指す場合です。
2つ目は義理の弟や不良少年の手下など、血のつながりのない弟分を指す場合です。
つまり「子分」と「舎弟」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 子分は「仮に子として取り扱うものや親分に従属する部下」
- 舎弟は「人に対して自分の弟分をいう言葉」
となり、「子分」はやくざ世界で組織の長と親子分関係や兄弟分関係を結んだもので、「舎弟」は血のつながった弟や血のつながりのない弟分を指す言葉、であることがわかりました。
夫と旦那の違いはこちらでまとめています。
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