「ニュアンス」と「雰囲気」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもなんとなくわかりそうでわからないような曖昧な言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ニュアンス」と「雰囲気」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ニュアンスの定義
「ニュアンス」を広辞苑で調べると、
色・音・調子・意味・感情などの微細な差異。陰影。濃淡。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ニュアンス」は主に色や音、または意味や感情などの微妙な違いを指している言葉であることがわかりました。
「ニュアンス」は言葉の意味に対して使われることが多く、説明の仕方であったり解釈の仕方の微妙な違いを指します。
そのほかにも最近では「ニュアンスカラー」などといった言葉もよく使用されており、色が複数混ざったような曖昧な色味のことを指します。
「ニュアンスファッション」や「ニュアンスネイル」という言葉は同じ系統の色だけれど微妙に違いのある色同士を組み合わせるファッションやネイルのことを言います。
雰囲気の定義
「雰囲気」を広辞苑で調べると、
その場面またはそこにいる人たちの間にある一般的な気分・空気。周囲にある、或る感じ。ムード。アトモスフェア。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「雰囲気」はある場面や人同士の気分や空気感、ムードを指す言葉であることがわかりました。
ニュアンスとの大きな違いは、「雰囲気」は人に対しても使うことができる言葉だという点です。
例えば笑顔が多く第一印象が素敵な人に対して「雰囲気」が良い人、というような使い方をしたりします。
つまり「ニュアンス」と「雰囲気」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ニュアンスは「言葉の意味や色、音などの微妙な違いや濃淡を指す言葉」
- 雰囲気は「場所や人同士の空気感やムードを指す言葉」
となり、「ニュアンス」は言葉の意味や色などの微妙な違いを意味するのに対し、「雰囲気」は空気やムードといった人や場所に対して感じるものを指すことが分かりました。
キザとロマンチックの違いはこちらでまとめています。
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