「天然」と「養殖」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも海産物の商品ラベルなどに表示されていたり、テレビや新聞などで見聞きする言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「天然」と「養殖」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
天然の定義
「天然」を広辞苑で調べると、
人為の加わらない自然のままの状態。また、人力では如何ともすることのできない状態。自然。⇔人工。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「天然」は人の手が加わっていない自然のままの状態であることが分かりました。
スーパーなどの魚売り場にて、「天然ぶり」などと書いてあるのを目にしますが、これは漁師が海で漁をして獲ってきた魚であることを示しています。

養殖の定義
「養殖」を広辞苑で調べると、
魚介・海藻などを生簀(イケス)や籠・縄・池などを使って人工的に飼育すること。海水養殖ではタイ・ハマチなどの魚類、カキ・真珠貝などの貝類、ノリ・ワカメなどの海藻類、クルマエビなどの甲殻類があり、淡水養殖では、コイ・ウナギ・ニジマス・アユなどがある。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「養殖」は魚介や海藻などを生簀(いけす)などで人工的に飼育することであることが分かりました。
「養殖」のものは、稚魚、稚貝のうちに生簀に入れ、水質や餌などがしっかり管理されており、餌にこだわった養殖魚が話題となっています。
また、「養殖」は安定して供給できるため、一年を通して価格に変動がなく購入できることが利点でもあります。

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つまり「天然」と「養殖」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 天然は「人の手が加わっていない自然のままの状態のことで、食べ頃を人間が獲る」
- 養殖は「稚魚や稚貝のころから生簀に入れて育てることで、水質や餌などがしっかり管理されている」
となり、「天然」は人為が加わっていない自然の状態であるのに対し、「養殖」は人工的に育てることであることが分かりました。
鮭とサーモンとトラウトサーモンの違いはこちらでまとめています。
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