「会計士」と「税理士」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも企業などのお金の管理を担当する職業ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「会計士」と「税理士」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
会計士の定義
「会計士」を広辞苑で調べると、
公認会計士のこと。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「会計士」は公認会計士のことであることが分かりました。
次に「公認会計士」を広辞苑で調べると、
他人の求めに応じ、報酬を得て、財務書類の監査または証明をすることを業とする者。1948年公認会計士法の制定により創設。会社の会計監査人は公認会計士または監査法人でなければならない。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「公認会計士」とは財務書類の監査をする職業であることが分かりました。
「公認会計士」になるためには国家試験に合格しなければなりませんが、「公認会計士」の試験は三大難関国家試験と言われています。
「会計士(公認会計士)」の業務は、財務の監査や会計、経理などがありますが、独立した立場でなければならないため、会社の他の業務を行うことはできません。
税理士の定義
「税理士」を広辞苑調べると、
税理士法に従い、顧客の依頼により税務代理・税務書類の作成・税務相談を業とする者。旧称、税務代理士。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「税理士」は税務代理や税務書類を作成する職業であることが分かりました。
「税理士」は所得税や法人税などの申請を代わりに行なったり、税金の相談を受けたりと税に関わる業務を行う職業です。
「税理士」になるためには三つの方法があります。
一つ目は税理士の国家試験に合格して二年以上の実務経験を積むこと、二つ目は公認会計士か弁護士の資格を持っていること、三つ目は税務署に23年以上勤めていることです。
つまり「会計士」と「税理士」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 会計士は「企業の財務書類の監査や会計、経理などをする職業で、国家試験に合格する必要がある」
- 税理士は「企業の税金の申請を代わりに行なったり、相談を受けたりと税に関する業務を行う職業で、税理士になるためには三つの方法がある」
となり、「会計士」は財産書類の監査や会計などを行う職業であるのに対し、「税理士」は税に関するさまざまな業務を行う職業であることが分かりました。
収入と所得の違いはこちらでまとめています。
コメント