「栄養士」と「管理栄養士」の違い、あなたは説明できますか？
どちらも栄養を考えながら献立を立てたり作ったりする職業ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「栄養士」と「管理栄養士」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
栄養士の定義
「栄養士」を広辞苑で調べると、
厚生労働大臣の指定する養成施設を卒業し、都道府県知事の免許を受けて、病院・学校・事業所などの給食施設などで給食運営や栄養の指導に従事する者。
広辞苑 第七版 より [発行所：株式会社岩波書店]
とのことで、「栄養士」は病院や学校などの給食施設で給食を作ったり栄養指導をする職業であることが分かりました。
「栄養士」になるためには、厚生労働省が定める養成施設を卒業して都道府県知事から資格を得ることが必要です。
「栄養士」は保育園や幼稚園、学校、病院、企業の社員食堂などで給食の献立を考えて作ったり、栄養指導を行ったりします。
また食品メーカーで食品の研究や商品開発を行う人もいます。
管理栄養士の定義
「管理栄養士」を広辞苑で調べると、
厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者の療養に必要な栄養指導、健康の保持増進のための高度の専門的知識・技術を要する栄養指導などを行う者。
広辞苑 第七版 より [発行所：株式会社岩波書店]
とのことで、「管理栄養士」は療養や健康増進のためのより専門的な栄養指導を行う職業であることが分かりました。
「管理栄養士」になるためには「栄養士」の資格を持っていることが第一条件です。「栄養士」の資格を持っていると「管理栄養士」の国家試験の受験資格を得られ、合格すると厚生労働省より免許をもらうことができます。
「管理栄養士」はより専門的な知識を持っているため、病院や介護施設など、病気を患っていたり食事に配慮が必要な人に対して栄養指導を行うことができます。
つまり「栄養士」と「管理栄養士」の違いは？
つまりそれぞれの違いは
- 栄養士は「学校や企業の食堂などで、栄養を考えた献立を考えたり、栄養指導を行う職業。厚生労働省が定める養成施設を卒業することで資格を得られる」
- 管理栄養士は「学校や企業、病院などで、栄養を考えた献立を立てたり、病気などで特別な配慮が必要な人に対して栄養指導を行う職業。栄養士の資格を持った人が国家試験に合格することで得られる資格」
となり、「管理栄養士」は栄養面を考慮した食事を提供してくれる「栄養士」よりもさらに専門的な資格であることが分かりました。
コックとシェフと板前の違いはこちらでまとめています。
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