「事実」と「真実」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも「本当のこと」という意味合いで使われる言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「事実」と「真実」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
事実の定義
「事実」を広辞苑で調べると、
事の真実。真実の事柄。本当にあった事柄。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「事実」は実際にあった事柄だということが分かりました。
多くの人が「実際にあった」と認めることについて使われます。
矛盾がなく、誰もが納得できて、他の誰かの意見を聞いても同じ答えになるものが「事実」です。
「事実」は揺るぎようがなく誰が見ても同じであり、いつも一つです。

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真実の定義
「真実」を広辞苑で調べると、
うそいつわりでない、本当のこと。まこと。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「真実」は本当のことだということが分かりました。
「事実」と意味が似ていますが、「真実」には人の解釈が入るという点が「事実」との違いです。
事実はいつもひとつですが、真実は人の数だけあります。
例えば、親が子供に苦手な野菜を食べさせる場合、親には「苦手をなくして欲しい」という想いがあり、子供には「嫌がらせをされている」という想いがあります。
「親が子供に野菜を食べさせている」ことは事実ですが、「子供を思って食べさせている」のも「嫌がらせで食べさせている」のも両方とも真実です。

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つまり「事実」と「真実」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 事実は「実際にあった事柄」
- 真実は「嘘偽りない本当のこと」
となり、「事実」は誰が見ても同じであるのに対し、「真実」は人の解釈が入ることが分かりました。
対比と比較の違いはこちらでまとめています。
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