「エコ」と「サステナブル」と「エシカル」の違い、あなたは説明できますか?
最近よく聞く「サステナブル」や「エシカル」ですが、従来から浸透している「エコ」とどのような違いがあるのでしょうか。
このページを読めば「エコ」と「サステナブル」と「エシカル」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
エコの定義
「エコ」を広辞苑で調べると、
(エコロジーの略)環境に配慮すること。「生態」「環境」「環境保護」を意味する接頭辞。
広辞苑 第七版 321Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことで、「エコ」は「生態学」や「環境保護」を意味するエコロジーの略であることが分かりました。
エコは所謂「地球にやさしい」もので、例えば不用品を捨てずにフリーマーケットに出品するような再利用や、ペットボトルで衣類を作るリサイクル、またはスーパーで袋をもらわないことなどもエコ活動にあたります。
また、「エコファー」のように動物の毛皮を使用せず、化学繊維でファーを作ることも動物愛護の観点から「エコ」となります。
サステナブルの定義
「サステナブル」は広辞苑に掲載がありませんでしたが、「サスティナビリティ(sustainability)」で掲載がありました。
持続可能性。現在の世代の活動が、将来の世代の活動を損なうことなく持続できるかどうかを表す概念。
広辞苑 第七版 1178Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことで、近年話題の「サステナブル」は「持続可能な」を意味する言葉となります。
つまり、「サステナブルな社会」と言えば「将来にわたって持続可能な社会」を意味し、それを実現するための環境保護や制度、教育、街づくりなどの活動をしていくことが求められます。
エシカルの定義
「エシカル」は広辞苑に掲載がないためWikipedia等でリサーチしたところ、エシカルは「倫理的」「道徳上」という意味を持つ形容詞であることが分かりました。
例えば「エシカルファッション」は数回しか着ない安い服を大量に購入するのではなく、長く大切に着れるものや環境に配慮された衣類を購入することを指します。
また、「エシカル消費」はフェアトレードの商品やリサイクル製品、何かしらの支援に繋がる商品を購入するなどの消費の仕方を指します。
つまり「エシカル」はサステナブルな社会を実現するために必要な考え方となります。
つまり「エコ」と「サステナブル」と「エシカル」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- エコは「リサイクルなど、環境に配慮すること」
- サステナブルは「”持続可能な”の意」
- エシカルは「”倫理的な”を意味し、主に環境保護や社会貢献に対して使用される」
となり、エコ・サステナブル・エシカルはそれぞれ別の意味を持ちますが、サステナブルな社会を実現するためにエシカルな行動が必要であり、その1つにエコ活動があることが分かりました。
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