「物資」と「物質」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも物を表す場合に用いられる言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「物資」と「物質」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
物資の定義
「物資」を広辞苑で調べると、
(経済活動の面から見た)品物。もの。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「物資」は人間の生活に必要な品物であることが分かりました。
「物資」は食料や衣料、建材、エネルギー資源などのことで、この「物資」の供給が十分でないと、人々の生活や経済活動に大きな影響を及ぼします。
例えば、大震災などの災害が起こると電力の供給が途絶えたり、運搬トラックが現地に行くことができず食料の供給が途絶えるなど、「物資」が不足することで被災地の生活は困難となります。
このように「物資」は生活に必要なものを指す言葉だと言えるでしょう。
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物質の定義
「物質」を広辞苑で調べると、
狭義には質量をもつ粒子の集合体。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
空間・時間のなかに位置し、大きさ・形・質量および運動の可能性を持つもの。
とのことで、「物質」は場所をとり質量を持つものであることが分かりました。
「物質」を分かりやすく言うと、ものの材料や原料のことで、鉄、プラスチック、木、銀などがこれに当たります。
また、「物質」の種類は金属と金属ではない非金属の2つに分類されます。例えば、ご飯を食べるスプーンの「物質」は金属の銀で、飲み物を飲むコップの「物質」は非金属のガラスとなります。
つまり「物資」と「物質」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 物資は「人間の生活に必要な品物」
- 物質は「場所をとり質量を持つもの」
となり、「物資」は生活に必要な食料や衣料品などを指し、「物質」は鉄やプラスチックなどのものの原料や材料を指すことが分かりました。
「有機物と無機物の違い」についてもまとめています。
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