「早送り」と「コマ送り」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも動画を見る時などに使用する言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「早送り」と「コマ送り」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
早送りの定義
「早送り」を広辞苑で調べると、
録音・録画の再生を、通常より早い速度で進めること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「早送り」は音声や動画を通常よりも早い速度で再生する行為を表すことがわかりました。
「早送り」は映画やテレビなどで動画を視聴している際に、動画を見たいシーンまで飛ばす時やあいだのCMなどを早く終わらせるために行われたりします。
動画配信サービスなどでも「早送り」ができる機能が搭載されており、通常よりも1.5倍や2倍速での再生など、倍速数を選択できるものもあります。
時間を節約するために動画を常に倍速で早送りしながら視聴する方法もあり、「早送り」は様々な用途で活用されています。
コマ送りの定義
「コマ送り」を広辞苑で調べたところ、
映画などの動画を、一齣ずつ区切って映写・再生すること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「コマ送り」は一般的な動画のように動きが滑らかな映像ではなく、写真を順番に切り替えるように再生する方法であることが分かりました。
通常1秒につき30コマほどの動画を、1コマ1秒ほどずつで再生することで、カクカクとした映像になります。
「コマ送り」は映像表現として利用される他に、防犯カメラなどで犯人の動きを確認するために利用されたりもします。
人形などを使用したアニメーション動画では、一コマずつ写真撮影をすることで、それらをつなぎ合わせて「コマ送り」のような動画をあえて制作したりもします。
つまり「早送り」と「コマ送り」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 早送りは「動画を通常よりも早い速度で再生すること」
- コマ送りは「1コマ1コマが確認できるように動画を再生する方法」
となり、「早送り」は時間効率を目的として行われることが多いのに対し、「コマ送り」は表現方法の一つ、または映像の確認作業を目的とすることが分かりました。
漫画とアニメとコミックの違いはこちらでまとめています。
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