「見当違い」と「的外れ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも意図したこととは異なる方向に向かっていることを表す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「見当違い」と「的外れ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
見当違いの定義
「見当違い」を広辞苑で調べると、
見当を誤ること。見込み違い。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「見当違い」は見込みを誤って期待通りの結果が得られず、予想や判断が外れていることを表す言葉であることが分かりました。
例えば、会議で話題がAについてだったのにBの話をしてしまうことや、問題点を見誤って間違った解決策を提案することが「見当違い」です。場所や事実などを正確に把握しておらず、誤った結論を導いてしまった場合などにも用いられます。

的外れの定義
「的外れ」を広辞苑で調べると、
(矢が的に当たらない意から)肝要な点をはずれていること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「的外れ」は目的や正しい判断から外れた行為や発言・考え方・予想などを表現する言葉であると分かりました。
ある問題に対して関係のない答えを出すことや、相手の話を全く理解していない回答をすることなどが該当します。
例えば、要求に対して全く違う反応を示してしまった場合や、期待していた結果とは全く違うものが得られた場合などに使われます。

つまり「見当違い」と「的外れ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 見当違いは「物事の見込みを誤って予想や判断が外れること」
- 的外れは「期待や要求から外れた反応や結果が生じること」
となり、「見当違い」は物事の見込みが外れているのに対し、「的外れ」は物事の目的から外れていることを指すことが分かりました。
検討と見当の違いはこちらでまとめています。
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