「退職願」と「退職届」と「辞表」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも会社を辞めると決めたときに提出するものですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「退職願」と「退職届」と「辞表」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
退職願の定義
「退職願」は広辞苑に掲載されていないため「退職」で調べると、
現職を退くこと。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「退職」は今の仕事から退くことを意味することが分かりました。
「退職願」は会社に対して自身の退職を願うときに出すものです。よって受理されるかどうかはこの時点では分かりません。
「退職願」を出す前には会社の就業規則を確認しましょう。
退職希望日からどれくらい前までに会社に書類を提出しなければならないのかをきちんと把握し、逆算して段取りを進めていく必要があります。
退職届の定義
「退職届」は広辞苑に掲載されていないためWikipedia等で調べると、「退職届」は退職することが決定した際に改めて会社に届け出るものであることが分かりました。
「退職届」は直属の上司などと話し合い、退職日などの詳細が決定したあとで書きます。
会社によって書類の様式や提出先が決まっているので、しっかり確認しましょう。
辞表の定義
辞表を広辞苑で調べると、
職を辞する際、その旨を書いて差し出す文書。辞職願い。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「辞表」は仕事を辞める際にその旨を書いて提出するものであることが分かりました。
「辞表」は会社の社長や役員といった上に立つ立場の人や公務員が会社に提出するものです。
会社に雇われている立場の人は「退職願」と「退職届」を出すことになるので間違えないように注意しましょう。
つまり「退職願」と「退職届」と「辞表」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 退職願は「退職する意志があることを伝えるための文書で、会社の上司に提出するもの」
- 退職届は「退職することが決まったら改めて会社に提出する文書」
- 辞表は「会社の社長や役員などの上の立場の人や公務員が会社を辞める旨を伝えるための文書」
となり、「退職願」は退職する意志を伝えるための文書、「退職届」は退職者が会社に提出する文書、「辞表」は立場が上の人や公務員が会社を辞める際に提出する文書であることが分かりました。
社長と代表取締役の違いはこちらでまとめています。
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