「社長」と「代表取締役」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも会社のトップに立つ役職の名称ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「社長」と「代表取締役」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
社長の定義
「社長」を広辞苑で調べると、
社団などの長。会社の最高責任者。
広辞苑 第七版 1359Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「社長」はその会社のトップであり、最高責任者であることが分かりました。
「社長」は法律で決められている役職ではなく、それぞれの会社が最高責任者の立場の人を「社長」と呼んでおり、社長は各会社に一名存在します。
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代表取締役の定義
「代表取締役」を広辞苑で調べると、
取締役会で選定され、会社を代表する権限をもつ取締役。通常は社長のほか、副社長・専務取締役なども代表権をもつ。
広辞苑 第七版 1764Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「代表取締役」は取締役会で選ばれた会社の代表者であることが分かりました。
「代表取締役」は会社法という法律で決められた役職で、会社の「取締役」の中から選ばれます。
「代表取締役」は株主総会や取締役会で決まったことを代表して実行していく権限を持っています。
「社長」とは違い、各会社に一名だけと決められておらず、複数名にすることも可能です。
「社長」と「代表取締役」を兼任する会社もありますが、両方が別々で存在する会社では、法律で決められた役職である「代表取締役」の方が立場が上になります。
また、社長が代表取締役である場合には「代表取締役社長」と呼びます。
つまり「社長」と「代表取締役」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 社長は「各会社に一人ずつ存在する、会社の最高責任者」
- 代表取締役は「会社法によって定められた役職で、会社の最高責任者」
となり、「社長」は会社のトップの役職であるのに対し、「代表取締役」は法律で定められたトップの役職であることが分かりました。
教頭と副校長の違いはこちらでまとめています。
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