「足」と「脚」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも口に出すと「あし」で、体の一部を指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「足」と「脚」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
足の定義
「足」を広辞苑で調べると、
動物の下肢の部分。(特に人間の)足首から下の部分。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「足」は動物の下肢、特に、人間の足首から下の部分を指す言葉であることがわかりました。
具体的には、足首のくるぶしからつま先までの部分ということになります。
また、「あし」を用いた動作を表す言葉や、比喩的あるいは慣用的な表現の場合には、「足」の字を用いるのが一般的です。
例えば、「足が棒になる」「逃げ足が速い」などの使い方があります。
脚の定義
「脚」を広辞苑で調べると、
動物の下肢の部分。一般的には「足」。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
人や動物の下肢および下部にあって支えとなる物の場合は「脚」も使う。
とのことで、「脚」は動物の下肢、特に、人間や動物の下部の支えとなる物という意味で使われる言葉であることがわかりました。
具体的には、膝から下の部分、またはあしの付け根から足首までを指すことが多いです。
また、生き物だけでなく物体の支えの意味でも使われることがあります。
例えば、「脚を組む」「机の脚」などの使い方があります。
ちなみに、「脚」という漢字が当用漢字表に初めて掲載されたのは昭和48年になってからだそうで、意外と最近になってから使い分けられるようになったことがわかりました。
つまり「足」と「脚」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 足は「動物の下肢、特に、足首のくるぶしからつま先までの部分。」
- 脚は「動物の下肢、特に、あしの付け根から下の部分。または物体の支えの部分。」
となり、どちらも動物の下肢を指す言葉ですが、それぞれ具体的に示す部位が異なっており、「脚」の方が広い範囲を指すことが分かりました。
他にも様々な「言葉の意味の違い」についてもまとめています。
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