「録る」と「撮る」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも「とる」と読む言葉で、何かを記録するときに使われますが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「録る」と「撮る」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
録るの定義
「録る」を広辞苑で調べると、
音・映像・動きを記録する。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
写真・映画の場合は「撮る」と書き、録音・録画の場合は「録る」と書くこともある。
とのことで、「録る」は音や映像などを録音、録画することだということが分かりました。
「録画」の「録」が使われていることからも分かる通り、録音・録画することを「録る」と言います。
「インタビューを録る」「テレビ番組を録る」というような使い方をします。
ただし、「録る」は常用外の読み方なので、公式な文書や学校教育などでは使われないことが多いようです。

撮るの定義
「撮る」を広辞苑で調べると、
音・映像・動きを記録する。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
写真・映画の場合は「撮る」と書き、録音・録画の場合は「録る」と書くこともある。
とのことで、「撮る」は写真や映画を記録することだということが分かりました。
「記録する」という点では「録る」と同じですが、「撮影」の「撮」が使われていることからも分かる通り、カメラを使って撮影することを「撮る」と言います。
「演奏の様子を撮る」「動画を撮る」というような使い方をします。

つまり「録る」と「撮る」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 録るは「映像や音声を録画・録音すること」
- 撮るは「カメラで撮影して記録すること」
となり、「録る」は録画・録音することであるのに対し、「撮る」は撮影することであることが分かりました。
慎むと謹むの違いはこちらでまとめています。
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