「代用」と「代替」の違い、あなたは説明できますか？
どちらも本来のものを別のものに代えて使うことを意味する言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「代用」と「代替」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
代用の定義
「代用」を広辞苑で調べると、
他のものにかえて使用すること。
広辞苑 第七版 より [発行所：株式会社岩波書店]
とのことで、「代用」は本来必要とされているものを別のものに変更して使うことである、ということがわかりました。
何かが必要となったけれども手元にそれがないような場合に、ある程度同じような役割を果たすことができるものを一時的に代わりとして使う、というような場面で使われます。
例えば、「ダイエットのため肉の代用として大豆ミートを食べる」というような使い方があります。
ちなみに「代用」と同じ意味を人に対して使う場合は、「代理」という言葉になります。
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代替の定義
「代替（だいたい）」を広辞苑で調べると、
他のもので代えること。だいがえ。
広辞苑 第七版 より [発行所：株式会社岩波書店]
とのことで、「代替」も別のものに変更することを指すことが分かりました。
「大体（だいたい）」と同じ読み方であることから、区別を付けるために「だいがえ」と読むこともあります。
「代替」は、何かが必要となったけれども手元にそれがないような場合に、全く同じ役割を果たすことができるものを代わりとして使う、というような場面で使われます。
例えば、「プランAが失敗したので、代替案としてプランBを提案する」というような使い方があります。
つまり「代用」と「代替」の違いは？
つまりそれぞれの違いは
- 代用は「本来のものとある程度同じような役割を果たすことができるものを、一時的に代わりとして使う」
- 代替は「本来のものと全く同じ役割を果たすことができるものを、代わりとして使う」
となり、「代用」はとりあえず不足をカバーできる性能があれば問題ないのに対し、「代替」は不足しているものに対して同程度の性能が求められる、ということが分かりました。
他にも多くの言葉の違いについてまとめています。
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