「有用」と「有効」と「有益」の違い、あなたは説明できますか?
いずれも何かの役に立つというような意味を表す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「有用」と「有効」と「有益」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
有用の定義
「有用」を広辞苑で調べると、
役に立つこと。↔無用
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「有用」は役に立つことを意味しています。
人やものに対する期待を表したり、褒めたりする場合に使われる言葉です。
反対語は「無用」で、役に立たないことを意味します。
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有効の定義
「有効」を広辞苑で調べると、
ききめのあること。効力のあること。役に立つこと。↔無効
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「有効」は確認できる効果があること、または役に立つことを意味しています。
例えば薬は、病人には効果があるため「有効である」といえますが、健康な人には効果がないので「有効でない」ということになります。
反対語は「無効」で、効果がないことを意味します。
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有益の定義
「有益」を広辞苑で調べると、
利益のあること。ためになること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「有益」は利益があることを意味していて、主に人ではなくものに対して使う言葉です。
利益といっても、直接お金が関係するとは限りません。
そのものによって良い結果が得られる場合に使われ、お金以外では「勉強になること」などという意味でも使うことがあります。
反対語は「無益」で、なんの利益にもならないことを意味します。
つまり「有用」と「有効」と「有益」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 有用は「人やものが役に立つこと」
- 有効は「確認できる効果があること」
- 有益は「ものによって利益が得られること」
となり、いずれも役に立つという意味をもつ点では同じですが、「有用」や「有効」は人やものの性能に対して用いるのに対し、「有益」は利益をもたらすものに対して用いることが分かりました。
他にも多くの言葉の違いについてまとめています。
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