「漫画」と「アニメ」と「コミック」の違い、あなたは説明できますか?
どれも日本が誇る文化のひとつですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「漫画」と「アニメ」と「コミック」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
漫画の定義
「漫画」を広辞苑で調べると、
①単純・軽妙な手法で描かれた、滑稽と誇張を主とする絵。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
②特に、社会批評・諷刺を主眼とした戯画。ポンチ絵。
③絵を連ね、多くはせりふをそえて表現した物語。コミック。
とのことで、「漫画」は単純な手法でかかれたもので、”滑稽にかつ誇張して描かれたもの”また、”絵を連ね、セリフを添えて表現した物語”であることが分かりました。
「漫画」は絵と文字でストーリーが進んでいくもので、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれています。漫画雑誌もたくさん出版されており、小学生などの子ども向けのものから大人向けの漫画までさまざまです。
アニメの定義
「アニメ」を広辞苑で調べると、
アニメーションの略。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、次に「アニメーション」を調べると、
少しずつ動かした人形、または少しずつ変化させて描いた一連の絵などを一こまごとに撮影し、これを連続映写して動きの感覚を与える映画・テレビ技法。漫画・劇画映画・テレビ番組の制作に使用。また、その映画・テレビ番組。動画。アニメ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「アニメーション」は絵をコマ送りに映写して動いているように見せる手法であることが分かりました。
日本の「アニメ」は海外でも人気で、海外の声優がアフレコしたものが放送されています。
コミックの定義
「コミック」を広辞苑で調べると、
①喜劇的。↔トラジック。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
②コミック‐オペラの略。
③漫画。劇画。また、漫画本。コミックス。
とのことで、「コミック」は漫画のひとつで、喜劇的なものであることが分かりました。
「コミック」はコミックオペラの略称で、フランスのオペラの一種です。オペラ特有の歌に加えてセリフもあり、滑稽で軽い物語のものを指します。
ここから転じて、喜劇的な漫画を意味するようになりましたが、今では必ずしも笑いを取るものではなく、幅広い意味で使われています。
つまり「漫画」と「アニメ」と「コミック」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 漫画は「絵を連ね、セリフを添えることでストーリーを進めていくもの」
- アニメは「アニメーションの略称で、絵をコマ送りにして動いているように見せているもので、日本のアニメは海外で大人気である」
- コミックは「コミックオペラの略称で、もともとは喜劇的な物語のことを指していた」
となり、「漫画」と「アニメ」と「コミック」は日本を語るにはなくてはならない文化であることが分かりました。
一次元・二次元・三次元・四次元・五次元の違いはこちらでまとめています。
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