「舞台」と「ミュージカル」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも演劇に関する言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「舞台」と「ミュージカル」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
舞台の定義
「舞台」を広辞苑で調べると、
諸種の芸能(舞踊・演劇・音楽など)を演じて人々に見せるために特別に設えた場所。通例は観客・聴衆の場所よりも1段高くなっている。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「舞台」は、”演劇や音楽などを演じて、お客さんに見せるため特別に設営された場所”や、”そこで演じる芸能”を指す言葉であることが分かりました。
「舞台」は厳密に言うと演劇などを演じる会場の事を指しますが、一般的には「舞台を見に行く」のように「舞台」の作品に対して使われます。
「舞台」には、現代劇、時代劇、歌舞伎、アイドルや歌手のライブ、喜劇など様々なジャンルの作品があり、全国各地のあらゆる場所で公演されます。また、「舞台」の制作はプロデューサー、脚本家、演出家、舞台監督、証明、音響、美術、衣装、ヘアメイクなどたくさんのスタッフが関わっています。
ミュージカルの定義
「ミュージカル」を広辞苑で調べると、
「音楽的」「音楽の」の意。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
アメリカで発達した大衆舞台芸術の一分野。オペレッタの流れを汲み、アメリカ独特のショー形式やポピュラー‐ソングの要素を加えた総合的性格をもつ音楽舞踊劇。
とのことで、「ミュージカル」は、アメリカで独自の発達をした大衆舞台芸術であることが分かりました。
「ミュージカル」はユーモア、愛、怒りなどの感情的要素をストーリー仕立てにして音楽、ダンス、芝居で表現します。代表的な作品には、サウンド・オブ・ミュージック、オペラ座の怪人、キャッツなどがあります。
「ミュージカル」の起源は、ヨーロッパで誕生したオペラであると言われており、これがアメリカへと伝わり現在の「ミュージカル」へと発展しました。
つまり「舞台」と「ミュージカル」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 舞台は「演劇や音楽などを演じて、お客さんに見せるため特別に設営された場所や、そこで演じる芸能」
- ミュージカルは「アメリカで独自の発達をした大衆舞台芸術のこと」
となり、「舞台」という場合にはそこで行われる芝居などを指すのに対し、「ミュージカル」は歌やダンスを用いた演劇であることが分かりました。
「オペラとミュージカルの違い」についてもまとめています。
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