「振り込み」と「引き落とし」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも銀行やお金関係でよく使う言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「振り込み」と「引き落とし」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
振り込みの定義
「振込み」を広辞苑で調べたところ、
振替口座・預金口座などに金銭を払い込むこと。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「振り込み」は送金方法の一種で、目的の口座に資金を移行する行為であることが分かりました。
一般的には商品やサービスなどの料金を支払うために利用される方法の一つで、手数料がかかる場合があります。
「振り込み」はATMや銀行窓口を利用して相手先の口座へお金を払う方法のほかに、オンラインで自分の口座から目的の口座へとお金を送金する方法があります。
銀行間の「振り込み」は同一の銀行口座同士は無料ですが、他の銀行口座へは振り込み手数料がかかることが多いです。
クレジットカードを持っていない人でも、口座残高があれば利用することができるため幅広い年齢層で利用されている支払い方法です。
引き落としの定義
「引き落とし」は広辞苑に掲載がないため「引き落とす」で調べてみると、
支払人の預金口座から一定金額を受取人の口座に送金する。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで「引き落とし」も振り込みと同様、送金方法の一種であることが分かりました。
振り込みと異なる部分は、「引き落とし」は消費者から指定された銀行口座から自動的にお金が目的の口座へ送金される点です。
「引き落とし」は家賃や水道光熱費など、毎月かかる料金の支払い方法として利用されることが多いです。
事前に手続きが必要となりますが、「引き落とし」は毎月振り込みをする手間がかからないため便利です。
つまり「振り込み」と「引き落とし」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 振り込みは「目的の銀行口座へ資産を移動させる方法の一つであり、銀行口座間で送金する方法と現金を直接口座へ支払う方法がある」
- 引き落としは「同じく資産を移動させる方法の一つであり、指定した口座から自動的に目的の口座へ送金される方法」
となり、「振り込み」は商品の代金など一回限りの支払いに利用されることが多いのに対し、「引き落とし」は公共料金など毎月支払いがある場合に利用されることが多いことが分かりました。
定期預金と積立預金の違いはこちらでまとめています。
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