「保証」と「補償」と「保障」の違い、あなたは理解していますか?
声にすると同じ「ほしょう」という言葉。
文字で書く前にはその都度意味を調べてしまう人は多いかもしれません。
このページを読めば「保証」と「補償」と「保障」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
保証の定義
大丈夫だ、確かだとうけあうこと。
広辞苑 第七版 2698Pより [発行所:株式会社岩波書店]
保証は「大丈夫・問題ない」の意味から、「保証書・品質保証」と使われる言葉です。
また、「大丈夫だとうけあうこと」から、本人に代わって責任を引き受ける「連帯保証人・保証債務」などにも使われます。
補償の定義
損害や出費を金銭などでおぎないつぐなうこと。
広辞苑 第七版 2698Pより [発行所:株式会社岩波書店]
読んで字のごとく損失を補うこと、償うことを意味し、「損害補償・補償金・災害補償」など金銭で補う場合に使います。
保障の定義
障害のないように保つこと。侵されたり損なわれたりしないように守ること。
広辞苑 第七版 2698Pより [発行所:株式会社岩波書店]
守ること・保護することを意味し、「社会保障・安全保障」などとのように社会を守ること・安全を守ることの意で使われます。
つまり「保証」と「補償」と「保障」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 保証は「『大丈夫』『確かだ』を意味し、品質保証などと使われるほか、本人に代わって責任を引き受ける”連帯保証人”などにも使う」
- 補償は「損害を金銭で補う場合に使う」
- 保障は「守ることを意味し、社会を守る”社会保障”や安全を守る”安全保障”などに使う」
となります。
口にすると同じ「ほしょう」のため使い方に迷うところですが、それぞれの持つ意味を考えると簡単に使い分けが出来るかもしれません。
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