「景品」と「賞品」の違い、あなたは説明できますか?
良く似ている「景品」と「賞品」ですが、パチンコ店でもコインをお菓子などと交換する際、昔は「景品」と言っていたのにある時から「賞品」と言われるようになるなど、使い分けがされているようです。
果たして「景品」と「賞品」に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「景品」と「賞品」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
景品の定義
「景品」を広辞苑で調べると、
商品に添えて客に贈る品。景物。催し物の参加者に与える品。
広辞苑 第七版 905Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことで、「景品」は何か商品を購入した際にオマケで貰えるものを指すことが分かりました。
例えば、スーパーで「ジュースを2本以上買うとクーラーバッグが付いてくる」などのクーラーバッグが景品となります。
また、ファミレスで子供が来店すると玩具が貰えるのも「景品」に当たります。
このように「景品」はメインではなく、何かのおまけであるため安価なものである場合が多くあります。

賞品の定義
「賞品」を広辞苑で調べると、
賞として与える品物。
広辞苑 第七版 1452Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことで、「賞品」はコンテストやスポーツの大会などで結果を出した際に「賞」として与えられるものを指します。
賞品は物である場合や「賞金」としてお金である場合があり、それ自体がメインとなる特別な「賞」であるため高価なものである場合があります。
中には夏休みのラジオ体操でもらえる「参加賞」などのように、誰でも得られるものもありますが、本来賞品は限られた人しか得ることのできない特別なものとなります。
また、ビンゴ大会や懸賞のような特に何かを評価されていない場合にもらえるものも「限られた人しかもらえない」ため「賞品」にあたります。

つまり「景品」と「賞品」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 景品は「何かを買った際に併せて貰えるものや、来店しただけで無料で貰えるものなど、それ自体がメインではないオマケ」
- 賞品は「大会などで、賞として与えられる物や金で、限られた人しか与えられない特別なもの」
となり、「何かをもらえる」という点では似ている2つの言葉ですが、景品がオマケであるのに対し、賞品はそれ自体がメインの特別な「賞」であることが分かりました。
冒頭のパチンコ店の問題でも、コインと交換するお菓子などを「賞品」と言うのは、パチンコやスロットという遊技の結果に対するものなので「賞品」となるわけです。
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