「寄り道」と「道草」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも目的地へ向かう途中で、ルートから逸れて別の場所へ立ち寄ることですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「寄り道」と「道草」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
寄り道の定義
「寄り道」を広辞苑で調べると、
目的地に行く途中に他の所に立ち寄ること。また、その道。道寄り。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「寄り道」は目的地へ向かう途中で別の場所へ立ち寄ることだということがわかりました。
寄り道によって目的地とは異なる場所へ行くことになりますが、必ずしも無駄な行為とは限りません。
主な目的のついでに別の用事を達成しようと立ち寄るような場合も「寄り道」と表現します。
道草の定義
「道草」を広辞苑で調べると、
(「道草を食う」から)目的地に達する途中で、他のことに時間を費やすこと。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「道草」は目的地に向かう途中で別のことに時間を使う行為であることがわかりました。
「道草を食う」という言葉は、どこかへ向かおうとするときに馬を連れて行くと、馬がしょっちゅう立ち止まって道に生えている草を食べるので、なかなか進まないという様子から作られたものです。
目的地とは別の場所へ立ち寄ることだけでなく、例えば道端で知人と偶然出会い、その場で長い時間話し込んでしまったような場合も、「道草を食う」といいます。
また、途中で他からの邪魔が入って物事が予定通り進まなかったような場合にも、道草という言葉を使うことがあります。
つまり「寄り道」と「道草」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 寄り道は「目的地に行く途中に他の所に立ち寄ること」
- 道草は「目的を達成する途中で別のことに時間を費やすこと」
となり、「寄り道」は目的地へ行く前にどこか別の場所を経由するのに対し、「道草」は別の場所を経由せずに時間だけを費やす場合も含む、ということが分かりました。
「買いだめと買い占めとまとめ買い」の違いについてもまとめています。
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