「お絵かき」と「落書き」の違い、あなたは説明できますか?
「落書き」というと授業中に教科書に書いたものを思い浮かべる人も多いかもしれません。
このページを読めば「お絵かき」と「落書き」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
お絵かきの定義
「お絵かき」は広辞苑に掲載が無いため、「絵描き」を調べると、
絵をかくこと。
広辞苑 第七版 318Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、絵を描くことを幼児語で表したのが「お絵かき」となり、絵の技術や上手い、下手に関わらず紙などの書いてよいところに絵を描くことを指します。
そのため技術のある人が、キャンバスに絵を描く行為を「お絵かき」とは言いません。
落書きの定義
門・壁など、書いてはいけない場所にいたずら書きをすること。たわむれに書くこと。また、その書いたもの。らくしょ。
広辞苑 第七版 3053Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、書いてはいけない場所に絵や字を書くことやふざけて書いたものを「落書き」と言います。
街に書かれたレベルの高い落書きは「ストリートアート」などともてはやされることもあるが、公共のものや建築物など不適切な場所にされたものは違法行為として罰金の対象となったり、修復費の請求をされるなど、許されるものではありません。
同じ「らくがき」という言葉でも、幼児のかわいい落書きと、公的な場所などへの大人のする落書きとでは罪が違います。
つまり「お絵かき」と「落書き」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- お絵かきは「子供などが適切な場所に絵を描くこと」
- 落書きは「書いてはいけない場所に絵や字などを書くこと」
となり、絵を描くのに適した場所か否かが分かれ目となることが分かりました。
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