「エシャロット」と「エシャレット」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも香りに特徴のある野菜ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「エシャロット」と「エシャレット」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
エシャロットの定義
「エシャロット」を広辞苑で調べると、
ヒガンバナ科(旧ユリ科)ネギ属の多年草。タマネギに似る。鱗茎を香味料として用いる。シャロット。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「エシャロット」は玉ねぎに似た形の香味野菜であることが分かりました。
中は白く、表面は薄い紫色で紫玉ねぎによく似ています。
玉ねぎとは違って、ニンニクのように小さな塊がいくつかまとまっているのが特徴です。
後述する「エシャレット」と区別するため、「ベルギー・エシャロット」と呼ばれることもあります。


エシャレットの定義
「エシャレット」を広辞苑で調べると、
軟白栽培した葉付きラッキョウ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「エシャレット」は若採りのらっきょうであることが分かりました。
一般的ならっきょうのようなクセは少なく、柔らかくてさわやかな辛味があるのが特徴です。
天ぷらやソテーはもちろん、生でも美味しく食べられます。
前述の香味野菜「エシャロット」がまだ一般的でなかった頃、この「エシャレット」が「エシャロット」と呼ばれていました。
「エシャロット」が広く流通されるようになり、混同を避けるためにらっきょうの方は「エシャレット」と呼ばれるようになりましたが、昔の名残で「エシャロット」として販売されることもあるようです。


つまり「エシャロット」と「エシャレット」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- エシャロットは「玉ねぎによく似た形の香味野菜」
- エシャレットは「若採りのらっきょう」
となり、「エシャロット」はヒガンバナ科の野菜であるのに対し、「エシャレット」はらっきょうであり、全く別の野菜であることが分かりました。
山芋と長芋の違いはこちらでまとめています。
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