鶏ガラスープと中華だしの違い、あなたは説明できますか?
チャーハンやスープ、ナムルなど中華のレシピに高頻度で出てくる「鶏ガラスープの素」や「中華だし」の文字。
なんとなく常備しているもので代用している人は多いはず。
このページを読めば「鶏ガラスープ」と「中華だし」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
鶏ガラスープの定義
まず「鶏がら」について広辞苑で調べてみると
「がら」に同じ。
広辞苑 第七版 2130Pより [発行所:株式会社岩波書店]
続いて「がら」を広辞苑で調べると
肉を取った後の鶏の骨。煮出してスープなどをとる。
広辞苑 第七版 619Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで「鶏がらスープ」は鶏の骨を煮出して作ったスープであることが分かりました。
更に市販の鶏がらスープの素の原材料を見てみると「食塩、チキンエキス、鶏油、野菜エキス、こしょう、アミノ酸」などの多くの原料から「素(もと)」が作られていることが分かりました。
鶏がらスープの素は癖が強くないためスープに留まらず、和え物やサラダ、炒め物など幅広く使いやすい調味料となります。
中華だしの定義
「中華だし」については広辞苑に掲載が無いため、メーカーやレシピサイトでリサーチしたところ、調味料として販売されている中華だしは「豚や牡蠣などが使用されていて味やコクの強いため、それ1つで中華風の味にキマる」手軽な調味料であることが分かりました。
しかし、味やコクがしっかりとしているために「中華の味」の料理を作る際に重宝するものの、あっさりとした味付けや、他の調味料と合わせての調理には不向きかもしれません。
つまり「鶏ガラスープ」と「中華だし」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 鶏ガラスープは「鶏の骨を煮出したあっさりとしたスープで様々な料理に使われる」
- 中華だしは「豚や牡蠣など複数の味がベースとなったコクが強く味がしっかりした調味料のため、1つで中華風の味になる優れものだが、あっさり味には向かない」
となります。
コクや旨み、味の濃さが違うため、同じ分量で代用してしまうとしょっぱ過ぎたり薄すぎたりするため、それぞれにあった調理に使用するのが美味しく調理するコツかもしれません。
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