「水彩絵の具」と「アクリル絵の具」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも絵を描くときに使うカラフルな絵の具ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「水彩絵の具」と「アクリル絵の具」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
水彩絵の具の定義
「水彩絵具」を広辞苑で調べると、
水で溶いて彩色する絵具。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「水彩絵の具」は水に溶かして使う絵の具です。
さらに成分について調べてみると、アラビアゴムという樹脂と顔料を混ぜて作られていることがわかりました。
使い方としては、紙に染みこませるように描くのが一般的です。
水彩絵の具に耐水性はないので、乾いた後に水をかけると流れてしまいます。
アクリル絵の具の定義
「アクリル絵具」を広辞苑で調べると、
アクリル樹脂を媒材にした絵具。速乾性・耐水性にすぐれる。第二次大戦後、アメリカの画家たちが愛用し広まる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「アクリル絵具」はアクリル樹脂と顔料を混ぜて作られた、速乾性・耐水性にすぐれた絵具であることが分かりました。
水彩絵具と同じように水で溶いて使うことができますが、油絵具のように絵具をそのまま乗せて、盛り上げることもできます。
また、紙以外にも、布や粘土、壁、木、石などいろいろな素材に描くことができます。
一度乾くと水に溶けないため、乾いた上から色を重ねることができます。
ただし、服についたら普通の洗濯では落とせません。
つまり「水彩絵の具」と「アクリル絵の具」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 水彩絵の具は「水に溶かして使う絵具で、一度乾いても水をかけると流れてしまう」
- アクリル絵の具は「速乾性・耐水性に優れた絵具で、紙以外にもいろいろな素材に使用できる」
となり、「水彩絵の具」は紙に染みこませるように描くのに使う絵具であるのに対し、「アクリル絵の具」は紙に染みこませたり、塗り重ねたり、様々な表現ができる絵具であることが分かりました。
クレヨンとクーピーの違いについてもまとめています。
コメント