朱肉とスタンプ台の違い、あなたは説明できますか?
「朱肉」と「スタンプ台」って同じでしょ?と言う人も多いはず。ですが、両者には明確な違いがあるのです。
このページを読めば「朱肉」と「スタンプ台」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
朱肉の定義
朱色の印肉。朱と油とを練り合わせ、繊維質のものにまぜて作る。
広辞苑 第七版 1406Pより [発行所:株式会社岩波書店]
広辞苑の通り、「朱肉」は朱色のものに限定していることが分かります。
油を使用する朱肉は油性のため濡れても滲んだり消えることが無いため、長い間保管しておくことが出来ます。
ゴムは油に弱いため、ゴム印には不向きとされ、木や牙などの判子の使用に適しています。
また朱肉には「印泥(いんでい)」や「練り朱肉」といった種類がありますが、スポンジにインクを滲みこませた「スポンジ朱肉」が一般的です。
スタンプ台の定義
ゴム印を捺おすのに使う、インクを染み込ませた厚布を収めた平箱。
広辞苑 第七版 1568Pより [発行所:株式会社岩波書店]
スタンプ台には水性の物と油性の物がありますが、ゴム印に使用することを想定しているため、ゴムに支障のない成分の配合になっているようです。
また、スタンプ台は色や大きさが豊富なことも特徴です。
つまり「朱肉」と「スタンプ台」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 朱肉は「油を使用している朱色の印肉で、木などでできた判子を押すのに適したもの。」
- スタンプ台は「ゴム印に使うためのもので、色や大きさの種類が豊富。」
となります。
朱肉とスタンプ台は使用用途が違うことが分かりました。
ゴム印を傷めないためにも、適したものを使用することが大切です。
また「印鑑」と「判子」の違いや、「押印」と「捺印」の違いはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
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