クレヨンとクーピーの違い、あなたは説明できますか?
使用した経験から、持った感触や色の出方の違いは分かっていても、明確な違いを答えられる人は少ないはず。
このページを読めば「クレヨン」と「クーピー」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
クレヨンの定義
学童などが用いる図画用の絵具。石鹸・蝋・脂肪などに各種の顔料をまぜて棒状に造る。ワックス‐クレヨン。クレオン。
広辞苑 第七版 876Pより [発行所:株式会社岩波書店]
クレヨンは色鉛筆と違い、硬くて折れにくく、鉛筆削りも不要で、力を入れなくても発色が良いため子供のお絵かきによく用いられます。
また蜜蝋のクレヨンなど、物によっては口に入れてしまっても害がないものもあります。
クーピーの定義
「クーピー」は広辞苑に掲載が無いためWikipediaなどでリサーチしたところ、「文具メーカーであるサクラクレパスの登録商標で、正しくはクーピーペンシル」であることが分かりました。
サクラクレパスによるとクーピーペンシルは、
・やすい、削ることができる。全部が芯の色鉛筆。
サクラクレパス クーピーペンシル
・色鉛筆の書きやすさと、クレヨンの持つ発色の美しさを生かした新しいタイプの色鉛筆。
・軸全体が芯になっているため、芯の容量は、従来の色鉛筆の約4倍となって、経済的。
とのことで、色鉛筆とクレヨンの中間のような商品であることが分かります。
クレヨンより手が汚れにくいのも扱いやすい点です。
つまり「クレヨン」と「クーピー」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- クレヨンは「石鹸・蝋・脂肪などに顔料を加えて棒状にしたもので、硬くて折れにくく、安全で発色も良いのが特徴」
- クーピーは「クーピーペンシルのことで、サクラクレパスの登録商標である。色鉛筆とクレヨンの中間のような商品で色鉛筆の書きやすさとクレヨンの発色を併せ持つ」
となります。
また、サクラクレパスにはクレヨンよりも柔らかく色を混ぜることもできる「クレパス」という商品があります。
クレパスとクレヨンは別物ですが、クレパスをクレヨンの商品名と思っている方も多くいることでしょう。
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