リンスとコンディショナーとトリートメントの違い、あなたは説明できますか?
最近は「コンディショナー」ばかりで「リンス」の表記を目にしなくなったような気もします。
このページを読めば「リンス」と「コンディショナー」と「トリートメント」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
リンスの定義
(すすぐ意)主として洗髪後、毛髪になめらかさを与え、毛髪の表面の状態を整える化粧品。また、それを用いてすすぐこと。
広辞苑 第七版 3104Pより [発行所:株式会社岩波書店]
「髪の毛の表面を整えること」と「すすぎが必要なこと」が分かりました。
更に「リンス」をWikipedia等でリサーチしたところ、「髪の表面に付着してコーティングする、日本独自の物」だということが分かりました。
シャンプーでは髪の毛が軋むためにリンスですすぐ必要があります。
コンディショナーの定義
(「状態を整えるもの」の意)髪の状態を整えるもの。ヘア‐コンディショナー。
広辞苑 第七版 1123Pより [発行所:株式会社岩波書店]
「すすぐ」の意であるリンスに対して、コンディショナーは「状態を整える」の意を持ちますが、効果や使用方法にリンスとの明確な違いはありません。
また、現在では「リンス」呼びをする商品は少なく、ほとんどが「コンディショナー」で販売されています。
トリートメントの定義
(待遇・治療・手当の意)髪や肌の手入れ。また、手入れに使う化粧品。
広辞苑 第七版 2128Pより [発行所:株式会社岩波書店]
トリートメントは髪の内部に成分が浸透し、髪の状態を整えます。
そのため、髪の表面を滑らかにするだけでなく、髪に栄養を与え、傷みを補修したりする作用があります。
つまり「リンス」と「コンディショナー」と「トリートメント」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- リンスは「髪の表面を整え、滑らかにするもの」
- コンディショナーは「髪の表面の状態を整えるもので、リンスとの明確な違いはない」
- トリートメントは「髪の内部まで浸透し、傷みの修復やケアをするもの」
となります。
リンスとコンディショナーは髪の表面を、トリートメントは髪の内部を整えてくれるものです。
しかし、トリートメントにはリンスやコンディショナーの持つ「表面を整える」効果を併せ持つものが多いため、トリートメントだけでも十分な効果が得られるようです。
リンス・コンディショナーに比べ、トリートメントが高価な理由が分かりますね。
もし「コンディショナー」と「トリートメント」の両方を使うのであれば、「シャンプーの後、トリートメントで髪の内部をケアし、コンディショナーで表面を保護する」という順番で使うのが良いとされています。
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