「糸ようじ」と「デンタルフロス」と「歯間ブラシ」の違い、あなたは理解していますか?
歯と歯の間の掃除をする道具として知られる3つの製品ですが、明確な違いを知っている人は少ないはず。
このページを読めば「糸ようじ」と「デンタルフロス」と「歯間ブラシ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
糸ようじの定義
糸ようじは広辞苑に掲載が無いためWikipedia等でリサーチしたところ、糸ようじは「医薬品等の製造販売を行う”小林製薬”の登録商標で、弓状にフロスを張った持ち手つきのものの反対側に爪楊枝のついた商品」であることが分かりました。
糸ようじは「フロスアンドピック」とも呼ばれ、フロスで歯と歯の間や歯と歯茎の溝等の狭い部分を掃除し、ピック側で歯と歯茎の間の広い隙間を掃除できるようになっています。
デンタルフロスの定義
歯間掃除用の糸。
広辞苑 第七版 2029Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、デンタルフロスは歯と歯の間を掃除するための「糸」を指すことが分かりました。
デンタルフロスには、糸を適当な長さで切って端を両手の指に巻き付けて歯間の汚れを取るロールタイプのものと、持ち手つきのタイプがありますが、ロールタイプは慣れるまで難しいので、苦手な人には持ち手つきが簡単に使用できます。
歯間ブラシの定義
歯と歯の間の汚れを取り除くためのブラシ。細いワイヤにナイロン製の毛がついたものが一般的。
広辞苑 第七版 1256Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、歯間ブラシは持ち手の先にブラシが付いたもので、歯と歯の間が広い人に向いている商品です。
歯科矯正中や、ブリッジを被せている人にも使いやすい歯間掃除グッズとなります。
つまり「糸ようじ」と「デンタルフロス」と「歯間ブラシ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 糸ようじは「小林製薬の商品名で、フロスアンドピックとも呼ばれ、1本にフロスと爪楊枝の機能が付いたもの」
- デンタルフロスは「歯と歯の間の狭い部分を掃除するための糸で、ロールタイプと持ち手つきがある」
- 歯間ブラシは「先端に細いブラシがついており、歯と歯茎の間の広い部分の掃除に適している」
となり、デンタルフロスは狭い隙間を、歯間ブラシは広い部分の掃除に向いており、糸ようじはデンタルフロスでありながら、日本人に馴染んだ爪楊枝が付いている商品名であることが分かりました。
部分によって使い分けるか、自分の歯の隙間の具合によって商品を選ぶと良いかもしれません。
電動歯ブラシと超音波歯ブラシの違いについてもまとめています。
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