「雑誌」と「ムック本」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも写真やイラストを交えて編集されている出版物ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「雑誌」と「ムック本」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
雑誌の定義
「雑誌」を広辞苑で調べると、
雑多なことを記載した書物。 号を追って定期的に刊行する出版物。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「雑誌」はファッションや趣味など、様々なテーマについての読み物を定期的に刊行したものであることがわかりました。
例えば週刊雑誌の場合、発売されて1週間たつと次の号が発行されるため、店頭にその雑誌が並ぶのはたった1週間となります。基本的に過去に刊行されたバックナンバーが店に置かれていることはありません。
また雑誌の場合、幅広い層をターゲットとして最新情報を届けることを目的としているので、1つのテーマの中でも複数の特集を組んで、細かくトピックが分かれていることが一般的です。
ムック本の定義
「ムック本」は広辞苑に掲載がないので「ムック」について広辞苑で調べると、
(magazine(雑誌)とbook(書籍)の合成語)発行・流通の形態が雑誌に準じ、編集の仕方や体裁が雑誌と書籍の中間であるような出版物。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ムック本」とは雑誌と書籍の間に位置する出版物であることがわかりました。
「ムック本」は定期的に刊行されるものではないので、店頭で販売される期間に制限はありません。
また、ムック本は購買ターゲットを限定し、ひとつのテーマについて深堀りしていることがほとんどです。最近はバッグやコスメ、ポーチなどが付録についているものに人気が高まっているようです。
つまり「雑誌」と「ムック本」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 雑誌は「定期的に発刊され、そのときの最新情報を届けるための出版物」
- ムック本は「雑誌と書籍の中間のもので、販売される期間に決まりはない」
となり、「雑誌」は幅広い層をターゲットにして最新情報を定期的に発信するのに対し、「ムック本」はターゲットを絞り込んでテーマに応じた詳しい情報を単発配信するものであることが分かりました。
シールとステッカーとラベルの違いについてもまとめています。
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